初めて3Dプリンターを買った頃、Amtrak Rohr Turboliner (2017年) の Bトレインショーティーサイズを製作しました。 それから5年が経ち、3Dプリンターも3台目に。 3Dデザインソフトにも慣れたため、より精密なものを求めて再チャレンジしました。
RTLの編成
Rohr Turbolinerの基本編成は5両で、1・5号車に動力があります。 日本的にいえば、キロ+サハ+サハシ+サハ+キハ となります。 今回製作した模型は、先頭の1号車に動力を入れ、5号車側はトレーラー車としました。 Bトレくらい短ければ、中間のサハシに動力を入れた方が双方向運転しやすくて良いのですが、走行安定性のために、中間車ではなく先頭に動力を配置しました。
データ製作
以前作ったRTLのデータを手直しする予定でしたが、あまりに出来が悪くて却下に(笑) というわけで、ほぼすべて書き直しました。 特に先頭車の顔は、数日かけて弄りました。 拘ったというより、単に技術がなくて苦戦しただけです(笑)
模型の構造
ボディ、床下、座席の3部構成にしました。 そして、乗務員扉の手摺、連結器カバー、ワイパーアーム、ディッチライト、ホーン、スカート、幌は別パーツとして出力しました。 また、運転室も簡易的に再現しました。
作ったRTL
Power Coach(先頭車)
先頭車の動力は、KATO N700A 新幹線のものを使いました。 偶々部屋にジャンクが転がってたという理由です(笑) しかし、量産するとなると買い集めなくてはならないので、選択を誤った気がします(笑)下の写真は5号車のトレーラー車です。
Coach (座席車)
台車は、転がり抵抗の大きいBトレ台車(!)を履いてます。 オリジナル台車を作るまで頑張ってもらいます。ディテールというディテールがないので、妻面はちょっとだけ凝ってます。
Food Service Coach (ビュッフェ)
座席車との違いは、中央窓6枚が塞がれているのと、屋根上にベンチレーターがあるくらいです。
RTL 前作との比較
左が今回作成したもので、右が2017年製。 今回は曲線を可能な範囲で再現してみました。 ラインがシャープなのはUVレジンプリンターのおかげ。 2017年製(右)は、FDM方式の3Dプリンターのため、角やディテールの再現が甘い。 表面も積層跡が残るため、UVレジンを上塗り・硬化させ、やすりで表面を整えました。
編成にしてしまうとわかりませんが、妻面の差を。 2017年版では、細部が再現できないため省略に。表面の整形も雑(笑)
RTL Ver2 を作り終えて
精細さはだいぶ向上したとは思いますが、まだ改善余地が多数あるような気が。 とりあえず、外見的なものは完成とします(笑) そして、近々オリジナル台車を作って、集電&室内灯を実現したいです。
Ver.3を作る日が来そうな気がしているのは内緒です(笑)
製作メモ
- 3D Printer: Anycubic Photon Mono SE (bodyshell 0.03mmSL, other 0.05mmSL)
- UV Resin: Anycubic UV Resin Gray + Monocure3D flex100 / Monocure3D clear
- Base: Mr.White Surfacer 1000, Mr.Finishing Surfacer 1500 Black
- Paint: Tamiya XF-7, X-27, XF-1, TS-17, TS-83, TS-68, ProtoPaint 330053