F9PH ディーゼル機関車とは
F9PH は、元Baltimore & Ohio 鉄道の EMD F7・F3 を Morrison-Knudsenがメリーランド州交通局用にリビルドした機関車です。 主な改造点は、エンジンの載せ替えと客車用電源を搭載したところ。 外見的には、正面ドアなし、角形スカート、屋根に発電機のマフラーが特徴です。 側面窓(ポートホール)も塞がれてます。 導入時は5機 (MDOT #7181-7185)が存在しました。
そっくりな7100号機は、動力エンジンを撤去したAuxiliary Power Control Unitで、プッシュプル運転時に使われていたようです。
Bachmann F9動力バージョン
床下は作る気がなかったので、Bachmann の N F9の代替ボディシェルとして描きました。 このBachmannのF9は、ギア類を優先して設計されたためか、ボディが少し長めです。
![maryland dot F9PH 7183](https://www.hayer106.com/wp-content/uploads/2023/03/mdot-7183.jpg)
イメージしていたものに近かったので、もうこれで終わりにしようかなと思ったものの、なんか物足りない。 折角だから、DCCも載せられる動力がいいなということで、F7動力用も設計(笑)
Kato F7動力用
カトー動力バージョンは、Bachmann F9用と比べると短め。 さらに幅もBachmannより少し太め。
![F7/F9 comparison](https://www.hayer106.com/wp-content/uploads/2023/03/f9-f7-comparison.jpg)
更にデカールを貼りやすくするため、側面手すりは別パーツ化。こちらもUVレジンです。とりあえず、初期型とディッチライト付きの末期型の2種類を3D出力してみました。
Maryland DOT バージョン(初期型)
F9PHリビルト直後の姿で再現。床下も銀色で好きです。(足回りは Bachmann F7)
![maryland dot F9PH 7185](https://www.hayer106.com/wp-content/uploads/2023/03/mdot-7185.jpg)
Chessie Sytem バージョン(架空塗装)
折角なので大好きな Chessie System 架空塗装(笑)(足回りは Kato F7)
![Chessie System F9PH (Fantasy paint scheme)](https://www.hayer106.com/wp-content/uploads/2023/03/chessie-7189.jpg)
Washington Central バージョン(ディッチライト有)
Washington Central Railroad (WCRC) のF9PHは、ディナートレイン用として導入されていたようです。赤い塗装がとても魅力的。(足回りは Kato F7)
WCRC 82号機( 元MDOT F9PH 7182 / CNJ 14 / B&O 4582 / B&O F7A 939 )
![Washington Central F9PH 82](https://www.hayer106.com/wp-content/uploads/2023/03/f9ph-wcrc82.jpg)
WCRC 84号機( 元MDOT F9PH 7184 / B&O 4472 / B&O F3A 165 )
![Washington Central RR F9PH 84](https://www.hayer106.com/wp-content/uploads/2023/03/f9ph-wcrc84.jpg)
82と84は、星条旗の貼り付け位置が違うようです。種車が異なるため屋根上のディテールも違う気がしますが、資料がなくて確認できず。 塗装は面倒でしたが作って良かったなと思えた塗装です。 ただ牽引する客車がありません(笑)作れって?(笑)
F9PHを作り終えて
元々はドッグノーズ型ボンネットのお絵描き練習でしたが、ある程度見れる形になって良かったです。 そう、これはドッグノーズのお絵描き練習。 ということはこのあと本命の車輌が(笑)
近々 NJ Transit E8 と Amtrak E8 4316 にチャレンジします。
memo:
出力 Anycubic Photon SE / Anycubic ABS like resin black
MDOT paint: Tamiya TS-17, グレオス黒サフ1500, 橙:独自調合
WCRC paint: Tamiya TS49(Airbrush), グレオス黒サフ1500