光造形3Dプリンタは、UVレジン液を入れるバットの底に透過 FEPフィルム(以下 FEP )が張ってあります。このFEPに様々な形の紫外線を当て、希望の形状で硬化させ、積み上げていく仕組みです。
使っていくうちにFEPもくたびれてきます。運が悪いと破けます。破けたり、プリント品質に影響するような傷や、光量が落ちるほど曇った場合は、新品に変えます。交換前のバットの状態はこんな感じ。
![FEP 交換前](https://www.hayer106.com/wp-content/uploads/2021/06/bad-fep-300x200.jpg)
パッと見わかりませんが、小さな穴が開いてしまい、液が漏れていました。傷も酷かったので交換します。外すのは簡単で、六角棒ドライバ等で全部緩めて剥がします。ネジがいっぱい(笑)
![FEP 取り外し](https://www.hayer106.com/wp-content/uploads/2021/06/remove-fep-300x200.jpg)
海外(中国)から送られてきた新しいFEPフィルムです。
![fep フィルム](https://www.hayer106.com/wp-content/uploads/2021/06/fep-300x200.jpg)
DLP専用として売られているものです。FEPフィルムの厚さは0.15-0.2mmくらいのようです。張る前にフィルム両面に貼られた保護シールを剥がして、内側の金具枠2枚に挟み、ネジを絞めます。よれない程度に張るだけで大丈夫です。この後バットの外枠に取り付けます。うまくできていて、このネジを絞めるとフィルムがピンとなります。あとはフィルムのはみ出した部分をカットして終わりです。
![FEP 交換後](https://www.hayer106.com/wp-content/uploads/2021/06/new-fep-300x200.jpg)
FEPフィルムも新しくなり、綺麗になりました。気持ちよくプリント出来そうです。うちはAnycubic Photonシリーズですが、他社のも似たような感じだと思います。見た感じサランラップでも行けそうですね(笑)